世界初、クモの糸を人工合成 慶大発ベンチャー企業

いよいよ量産化が実現したようです。幅広い需要が生まれるエコな製品です。
『クモの糸と全く同じ構造を持つ人工繊維の量産工場を、慶応義塾大学発のベンチャーが平成28年にも世界で初めて稼働させる。人工繊維はクモの遺伝子を活用して生成し、鋼鉄より強くナイロンよりしなやかという。量産できれば、衣類から航空機部品まで幅広い分野の石油化学製品を代替する素材となる。

映画の世界が現実に

 事業に取り組んでいるのは「スパイバー」(山形県鶴岡市)。平成19年に当時、慶応大大学院生だった関山和秀社長が設立し、経済産業省の研究委託、支援を受けてきた。

 クモの糸は、太さは数マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1mm)程度だが、クモがぶら下がるときに使う「牽引糸」の強度はナイロンの3.5倍、伸縮性は4倍あり、衝撃吸収力は鋼鉄の数十倍。米映画「スパイダーマン」で暴走する列車をクモの糸で停止させる場面が登場したが、米研究者の間では、束ねて鉛筆ほどの太さにすると飛行中の飛行機も止められると予測されている。

 また、タンパク質でできているので放置すると微生物が分解してしまい、石油化学製品のようにゴミとしてたまることはない。
ただ、クモは共食いするためカイコのように大量に飼育できない。米軍や米航空宇宙局(NASA)が人工合成などを研究してきたが、目立った成果はまだ報告されていない。

ターゲットはジヨロウグモ

 そんななか、関山社長は日本のジョロウグモを研究し、糸を構成するタンパク質を作り出すときに働く遺伝子を推定。微生物にその遺伝子を組み込み、タンパク質の材料となる糖を加えることで、クモの糸と全く同じ構造の新素材を作らせることに成功したという。

 新素材はフィルム、スポンジ、パウダーなどさまざまな形状に加工でき、衣料品、自動車・航空機部品、人工血管といった多様な分野での応用が期待できる。

 スパイバーは平成25年11月に約9億5000万円かけて量産技術の研究棟を鶴岡市内に完成した。27年中に月産1tの量産技術が確立できる見通しで、工場を研究棟に隣接して建設し28年中の稼働を計画。衣料、輸送機器メーカーとの販売交渉も進める。関山社長は「数兆円規模の産業が日本から立ち上がる」としている。』
【MSN産経westより】

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