ロシア産天然ガス再び脚光 幻のパイプライン構想も

天然ガスの調達先を多様化すれば、購入価格が下がります。今、パイプラインは実現可能かも・・・
『真っ白な球状タンクを背負った巨大な船が昨年12月12日、石狩湾新港に現れた。

 液化天然ガス(LNG)タンカー「エネルギーアドバンス」(全長289メートル、11万9233トン)。北海道ガスのLNG基地にゆっくりと接岸した。出発地は、サハリン南部の開発プロジェクト「サハリン2」のプリゴロドノエ基地。昨年9回目、年内最後の寄港だった。

 「契約する札幌圏など55万軒のうち、半数にサハリン産LNGが使われています」。北ガス石狩LNG基地所長の猪熊一秀(45)はそう解説した。

 2019年に北海道電力が石狩湾新港で稼働を予定するLNG火力発電所も、サハリン産燃料の使用が有力視されている。

■液化し運搬割高

 プリゴロドノエから石狩湾までは約450キロ、わずか1日で着く距離が利点だ。

 ただ、天然ガスを液化して船で運び、日本で再びガス化すると、割高になる。注目されるのがガスのまま送るパイプラインだ。

 「サハリンから安く大量の天然ガスを運べれば、各地で小規模な発電所が稼働でき、産業誘致にも役立つ」。前北海道未来総合研究所理事長の原勲(74)は言う。

 かつてサハリンと北海道を結ぶパイプライン構想があった。

 サハリン北東部から延びるパイプラインが石狩湾沿いに上陸。さらに石狩平野を縦断、太平洋を経由し、首都圏まで約2400キロ―。1990年代に国際石油資本のエクソンモービルなどが構想したが、04年に立ち消えになった。原は構想推進の中心人物の一人だった。

■原発推進で頓挫

 計画が頓挫した理由について、原は「大口購入する東京電力などが反対した」と証言する。当時、国による原子力発電推進の下、電力各社は原発増設に傾き、道内では泊原発3号機(後志管内泊村)が建設中だった。ロシアに対する警戒感も根強く、漁業や環境への影響懸念もあり、日の目を見なかった。

 しかし、福島第1原発事故後、火力発電所の燃料を安く調達できるガスパイプラインに再び注目が集まる。

 幻となったロシア極東とのパイプライン構想はいま、新潟県で浮上している。=敬称略=』
【北海道新聞より】

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この記事へのコメント

2014年01月06日 05:37
日本全体をパイプライン構想も、ありましたね、
ロシアの言うことは、あまり信用できません。

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